tranceparent

霞んだ空を眺めながら かじかむ手に吐く溜息 言葉は後から形を表すから いつもすれ違いだね
頼りない僕をどうか許して


透明な空に触れて すべてを見透かしてしまった僕は ただただ 行き場もなく答えを求めていた
小さな花に込めた君へのこの気持ちだって 渇いた風に吹かれてしばんだままさ まだ開かない


静けさだけ残して おいてきぼりさ 僕は 一人ぼっちだっていい


嘘を並べても 見つからないまま 強がって見せた 素直になれない
それでいい今はまだ 作り笑いでもいいから 君の目をちゃんと見て そして伝えるんだ
手も届きそうなほんのもう少しだけ


透明な空に触れて ありのままを見せた僕は すぅーっと胸の奥へと入りこんでいった
小さな花に込めた君へのこの気持ちだって 潤んだ風に吹かれて素直に今ほら開くよ